一戸建てやマンションのリフォームを行う際には、住宅全体をリフォームする「フルリフォーム」、一部の間取りだけをリフォームする「部分リフォーム」という2種類の動き方があります。
参考として、それぞれのリフォームにかかる費用目安・相場を価格表に整理しました。
※各目安期間・費用は統計的に見た金額の平均です。
詳しいリフォーム価格の情報を次項で詳しく説明しています。具体的なリフォーム費用を計算したい方は、あわせて参考にしてみてください。
また、リフォームの期間目安を知りたい方は、以下の記事がおすすめです。リフォーム期間の見積もり方やダンドリを立てるコツも解説しています。
フルリフォームの費用を坪単価に換算すると、次のようになるといわれています。
1坪はおおよそ3.3m2ですので、50坪の一戸建て住宅なら次のように計算できます。
5~70万円/坪×50坪=250~3,500万円
かなり高額になってしまうと思われがちですが、国土交通省が調査した「リフォームの実施状況」のアンケートによると、1,000万円を超えている人はリフォームを行う全体の2割程度です。
大きなこだわりや大規模な変更がない限り、高額にはなりません。8割近くの人たちは1,000万円以下でリフォームを終えられると覚えておきましょう。
部分リフォームを行う場合は、作業する場所・内容によって大きく費用目安・相場が変化します。
参考として、前述した「一戸建て・マンションのリフォーム価格表」に間取り別の金額目安とは別に、もうひとつの根拠として、国土交通省が公開している「リフォームの内容と価格について」の資料を添付します。
上記資料のページ内には、細かなリフォーム費用がまとめられています。部分リフォームを検討されている方は、見積もりを取得する前に資料を手元にダウンロードしておきましょう。
部分リフォームの中でも、内装リフォームに興味をお持ちではないでしょうか。参考として、よく利用される内装リフォーム費用を項目ごとに整理しました。
上記のうち、水回りのリフォームでは、給水・下水といった配管工事が必要になるかもしれません。場合によっては交換費用と別に追加工事が必要になるケースもあります。見えない部分の判断となるため、リフォーム会社に訪問見積もりをお願いするのがおすすめです。
これからリフォーム会社に見積もりをお願いしようと考えていないでしょうか。それなら、以下のポイントに注意してください。
自身の要望をすべて反映した「適切な見積もり」を受け取るために重要な項目です。誤った項目・金額の見積もりを受け取らない準備として、各項目をチェックしてみてください。
まずやらなければならないのが、リフォームの相場感を把握することです。本コラムで紹介した費用目安・相場の金額を利用していただくほか、次の情報を集めて見積もりの単価が正しいのかチェックしてみましょう。
相場感を知らなければ、その見積もりが正しいのか否かを判断できません。リフォーム会社に相談する前には、相場感を把握する情報を集めておきましょう。
見積もりは1社のみに作成を依頼するのではなく、少なくとも3社に依頼してください。比較検討を実施することには次のメリットがあります。
リフォーム会社の中には、相場価格を大きく外した金額で見積もりを作成する会社もあります。小規模なリフォームにもかかわらず高額な費用を請求されるため、場合によっては生活を圧迫する原因になるかもしれません。
一方、比較検討を行っておけば高すぎるリフォーム会社を利用せずに済みます。また、相場に近い見積もりの中から最も安い会社を選べるのが魅力です。
受け取った見積もりは、必ず作業項目や単価といった「内訳」までチェックしてください。
内訳の項目をひとつずつ見ていけば、自分の要望した項目がすべてまとまっているか確認できます。提出された見積もりの中には、相談者の要望をすべて反映できていない場合もあります。公平な条件で見積もりを比較できなくなるため、受け取った見積もりは必ず内訳をチェックしてください。
もし自分で内訳の内容が分からないのなら、リフォーム会社のスタッフに質問するのがおすすめです。1項目ずつ何の作業が含まれているか聞いていけば、リフォーム作業の過不足をチェックできます。
また、見積もりの確認方法を詳しく知りたい方は以下の記事がおすすめです。各項目の説明やチェックポイントを詳しく解説しています。
リフォーム工事は、着工してから初めて施工箇所の不具合や図面との違いに気付くケースがあります。この際には追加工事が必要となり、追加費用を請求される場合もよくあります。
そして、このリフォーム追加工事では、金額のやり取りといったポイントで依頼者・リフォーム会社間のトラブルに発展しやすいのが特徴です。安全かつ、納得のいくリフォーム会社を実施するために、トラブル対処法を2つ紹介します。
リフォーム会社と契約をかわすタイミングで、追加工事について取り決めてください。例えば、次のような条件を定めるイメージです。
理由のある追加工事は、依頼者側の費用負担となります。追加工事が起きた場合にどのような手続きが必要なのか、どのように動くか取り決めておくことで、追加工事のトラブルを回避できます。
リフォーム工事に何かトラブルや問題が起きた際には、必ず契約変更が必要なタイミングで打ち合わせを行いましょう。
なぜ契約変更が必要なのか、どういった作業にいくらかかるのかを事前に説明してもらえば、急な金額増によるトラブルを回避できます。何かあった際には必ず連絡をもらえるように、リフォーム会社と取り決めておくのがおすすめです。
リフォームの費用目安や相場をより深く理解していただくために、よくある質問を3つ整理しました。金額を把握する参考として、気になる項目をチェックしてみてください。
築30年戸建てのフルリフォームには、500〜2,000万円程度の費用がかかります。その根拠として挙げられるのが「住宅の寿命」です。
一般的な住宅の寿命はおおよそ30年程度だといわれています。もちろん、30年よりも長く維持できる住宅もありますが、住宅の設備や部材ごとに劣化しているのも事実です。
最新式の設備への交換、新しい基準が設けられた下地材の交換費用などを含めると、少しずつ料金が蓄積されてしまいます。また、耐震対策などを行う際にはトータル1,000万円を超えるケースもあるため、500〜2,000万円程度を見積もっておくのがおすすめです。
全面リフォームの規模が小さければ500万円程度で済みますが、次のような工事を行うと1,000万円近くの費用がかかるかもしれません。
また、複数のリフォーム工事を組み合わせると1,000万円を超えやすいので、見積もりの金額を参考に、取捨選択を考えながらリフォーム工事を検討してみてください。
2023年現在は、物価・税金が徐々に上がっているため、10年前などに比べると高くなっている状況です。ただし、2023年に次のような補助金制度が登場しました。
補助金制度を活用すれば、お得にリフォームできるのが特徴です。ただし各補助金は、補助対象や補助額、対象期間が異なります。興味のある方は、目的に合う補助金がないか調べてみてはいかがでしょうか。
リフォームの費用目安・相場を把握しておけば、リフォーム会社に見積もりをお願いした際のチェック、業者の比較検討に活用できます。しかし、リフォーム費用のことをうまく理解できないとお悩みの方もいるはずです。
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