まずは、リフォームの見積書がどのようなものなのか項目をご紹介します。まだ見積書を取得していない方は、以下のような見積書を受け取るとイメージしてください。
上表は、見積書に必要不可欠な項目です。リフォーム会社によって様式が異なるため、まずは項目がまとまっているかチェックしてみてください。
リフォーム会社から受け取った見積書を、自分でチェックしたいと考えていないでしょうか。
提示されている金額が妥当な値段なのか考えるためには、見積を自分でチェックし見きわめが必要です。リフォーム見積もりの「チェックポイント」「チェック時の注意点」を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
まずは、見積もりの作成日をチェックしてみましょう。
中には「見積もりの作成日に何の意味があるの?」と疑問をもつ人もいるでしょう。実は、見積もりの作成日が間違っていた場合に、次の注意点が見えてくるのです。
不親切なリフォーム会社に相談すると、具体的な検討を行わず、古い見積もりをそのまま提出されるケースも多々あります。この状態だとリフォーム費用がさだかではないため、他社見積もりと比較するのはNGです。できれば別のリフォーム会社に相談しなおしましょう。
また、見積もりの作成日が間違っていると、有効期限もズレてしまいます。じっくり考えたうえで依頼を考えたい人の検討期間を短くする原因になるため、必ず作成日を確認してください。
見積もりを受け取ったら「工事項目」「摘要」を見て、工事の内訳が具体的にまとまっているのかチェックしましょう。もし「工事項目」「摘要」の項目が少ない場合や、何も書かれていないという場合には、具体的に検討された見積もりになっていない恐れがあります。
例えば、キッチン工事を行う際には既存設備の「撤去」、新しい設備の「材料費」「設置」「給排水工事」などが記載されるはずです。一方「キッチン工事一式」など簡略化された見積もりだと、本当に金額が正しいのか判断できません。
他社と比較できないのはもちろん、内容確認の参考にならないので「内訳が分からないので項目を詳細にまとめてください」と伝えてください。
見積書の中に「単価」が記載されているかチェックしてください。もし単価がすべて「一式」と記載されているのなら、正しい工事費用ではないかもしれません。
建築工事やリフォーム工事では、標準単価というものをベースに見積もりをまとめていくのが一般的です。具体的な根拠となる単価の部分を省略するということは、見せられない「何か」があるのかもしれません。
単価なしの見積書は、正しいのか否かを判断できません。必ず単価を記載してもらいましょう。あわせて単価の出典根拠となる資料やページをまとめてもらうのもおすすめです。
見積書の「数量」も必ずチェックしておきたいポイントです。リフォーム会社によっては、推定の数量を記載するケースもあるため、リフォームしたい箇所の面積などを測りつつ、数量が正しいのかチェックしてみてください。
また、数量の算出根拠となる図面をいただくのも確認を効率化する方法です。どのように数量がまとめられたのか把握すれば、すぐに正しい見積もりなのか判断できます。
リフォーム工事には、工事以外の作業にかかる費用をまとめた「諸経費」が記載されます。もしこの金額が「総工事費」の10%を大幅に超えている場合には、リフォーム会社に詳しい内訳を確認してください。
諸経費の目安は総工事費の5〜10%に収まるのが一般的です。もし15%や20%など相場を大きく超えているのなら、過大請求になっているかもしれません。
各項目で産出された金額の合計値が、合計金額の表記と合うのか確認してください。
見積書は表計算ソフトなどを用いて作成する場合もあります。手動で操作する部分もあるため、もしかすると合計金額が間違っているかもしれません。
電卓を用いて各項目の金額の合計が、表示されている合計金額と合うのか一度確認を行ってみてください。
見積書を確認する中でも、特に注意しなければならないのが「工事項目」「数量」「単価」に一式と記載されることです。
一式とはいわば「すべてまとめました」という意味であり、細かい内容をチェックできません。特に一般利用者にとって一式は、何も調べられない項目になってしまうため、高いのか安いのか判断できないのです。
もし見積もりの中に一式という項目ばかり用いられているのなら、一度リフォーム会社に見積もりの内訳を確認しましょう。話を聞いても分からないのなら、詳細な見積もりを再作成してもらうのがおすすめです。
※「諸経費」は一式と記入するのが一般的ですので注意してください。
見積もりの内容を理解して比較した結果、なんとか1社に絞り込めたとしましょう。このとき、選んだリフォーム会社以外から「その後、ご検討のほうがいかがでしょうか?」と連絡が入る場合があります。
そこで「相手を不快にさせないように、うまく断りたい」と考えている人向けに、断り方のマナーを3つに分けて紹介します。
まず重要なのが、はっきりと断りの言葉を伝えることです。例えば、次のような言葉で伝えてみてください。
一見、失礼な言い方のように感じますが、会社を相手にするのなら物事をはっきりと伝えることが重要です。あいまいな返答をすると、リフォーム会社から別の提案を受けるケースもあるので、はっきりと断りましょう。
もう少し丁寧な言い方をしたいのなら「今回は見送ることにしました」と伝えましょう。ただし「見送ることにした」という言葉には「また別の機会に」という意味があるため、完全な断りの言葉として受け取ってもらえないケースがあります。
もしリフォーム会社からさらなる提案を受けないようにしたいのなら「他の会社を採用させていただいたので、今回は見送ることにしました」のように、理由を含めて伝えるのがおすすめです。
断りの言葉を伝えると、リフォーム会社から「どのような理由でお断りになられるのでしょうか?」と質問される場合があります。
もし答えづらい理由があるのなら、詳しい理由は伝えなくても問題ありません。答えたくない場合には「見積書を比較した結果、他社のほうが条件に合っていたからです」とシンプルに伝えるのがおすすめです。
リフォーム工事でもうひとつチェックしておきたいのが、打ち合わせが進んだのちに提出される「仕上書」です。仕上書には、リフォームで用いる素材や設備がまとめられています。
満足のいくリフォームに欠かせないポイントですので、確認項目を整理しました。
【仕上書のチェックポイント】
記載されている製品を、1項目ずつ製品カタログと照らし合わせながら確認するのがおすすめです。製品の番号によって色や機能、価格が違ってくるため、イメージどおりの素材・設備になっているか確認してみてください。
リフォームの見積もりについて、より詳しく理解していただくために、よくある質問を3つ紹介します。
リフォームの見積もりは、無料で作成してくれるのが一般的です。もちろん、キャンセル料もとられないことがほとんどです。しかし「リフォーム会社に損害を与えてしまう」場合には、キャンセル料を取られてしまうので注意してください。
何事にも手間というものがかかります。リフォームにも資料作成や図面作成といった手間が発生するので、何度も打ち合わせしたのちにキャンセルすると、数%のキャンセル手数料をとられるケースがあるので注意してください。
相見積もりを取得する際には、次のことをやってはいけません。
もし他の業者の見積もりを見せてしまうと、無理に費用を下げて採用してもらおうと動く業者も出てきます。リフォーム会社の機会損失につながってしまうため、NG行為だと覚えておきましょう。
また、相見積もりは3社程度に抑えておくのがおすすめです。5社、10社と相見積もりの会社数を増やしてしまうと、依頼した会社に負担を与えてしまいます。
諸経費とは、メイン工事以外の場所にかかる費用や、会社運営に欠かせないコストを含めた費用のことです。リフォーム会社によって諸経費の内容は違っており、中には移動費や通信費、ガソリン代等を含むケースもあります。
住宅リフォームのために取得した見積もりは、受け取ったら必ず内容をチェックしてください。項目の間違い、省略があると見積もりを正しく比較できません。
もし見積もりの見方やチェック方法に迷ってしまうのなら、一度リフォーム会社に相談してみるのがおすすめです。水元工務店では、住宅リフォームの見積もり作成や詳細情報の説明を丁寧に実施します。リフォームの相談にも対応していますので、気になること、不安なことをお気軽にご相談ください。
株式会社水元工務店
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